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環境に優しい大豆でより快適な眠りを実現

カーギルは、マットレスなどに利用できる価値のある環境に配慮した原料を発表しました。

January 01, 2015

消費者が環境に責任の持てる家庭用品を求め始めた2000年代中頃以降、この傾向は強まっています。工業製品により環境に配慮した材料を提供するため、カーギルは粘弾性ポリオールBiOH®(発音は「バイオ」)を開発しました。これは天然油から作られた化合物で、接着剤や結合剤、発泡体などの材料において、石油系ポリオールの代わりとして使用することを目的としたものです。この取り組みの重要な結果は、誰にとっても魅力的な製品の製造から得られました。それがマットレスです。

カーギルの新たな技術を自社のプロセスに組み込むことにより、マットレスメーカーおよび車のシートやカーペットの詰め物などその他の家庭用品メーカーは、運用コスト、環境フットプリント、製品全体の品質にプラスの変化がもたらされたことに気付きました。カーギルの大豆由来のポリオールには、生産のための主な電力源として、化石燃料の代わりに太陽エネルギーが使用されました。石油系原料の代わりにBiOHポリオールを使用する場合、100万ポンドあたり、2,200バレル近くの原油を削減できます。BiOHポリオールは、品質や快適さに影響を与えることなく、記憶形状マットレスなどの製品において、石油系材料最大70%の代わりとして使用できます。さらに、BiOHポリオールが含まれる記憶形状フォームは、従来のゲル注入技術が使用されたフォームよりも25%速く放熱し、最終的には、消費者の皆様に涼しく快適な眠りを提供します。BiOHを導入することにより、メーカーはより手頃な価格で環境に配慮した製品を提供できるため、値頃感も改善されました。

2008年カーギルは、イリノイ州シカゴに2,200万米ドルのポリオール製造工場の建設を開始しました。ブラジルにあるカーギルの他の施設と共に、この新工場は北アメリカおよびヨーロッパにおけるカーギルの顧客基盤の急速な増加に対応するため、さらに製造能力を拡大していきます。カーギルはマットレス以外にも、建物用断熱材などの製品でBiOHポリオールの使用を視野に入れており、より多くのメーカーが植物由来の材料を製品ライアップに追加できるようにしています。製品ごとに、カーギルは大豆の可能性を拡大しており、より環境保護を重視する市場の需要に応えています。

BIOH Soybean Foam Inpage マットレスの他にもBiOH®ポリオールは、環境に優しい建物用断熱材やカーペット、ソファのクッションなどを作るために使用できます。