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食料/農産業界でのキャリア形成

Bright Crop 社との提携は、英国における農産業界の認知度の変革に有利に働きます。

January 01, 2015

英国で 1,500 人以上の若者に食品/農産業界でのキャリア形成を検討するかと聞くアンケートを実施したとき、96%の圧倒的な割合で「ノー」と答えました。アンケート回答者はこれらの仕事を「退屈」、「古くさい」、「賃金が低い」などと評しました。カーギルのような農業関連企業は優秀な若者を集めるためにこうした課題を克服する必要があります。今後 10 年間に、農業分野では 6 万人以上の新規雇用者が必要になるため、英国の若者にこれまでとは異なる、より現実に即した農業の全体像を示すことが重要になります。

「農業は、単に農作物を作ることではありません。何千もの異なるキャリアパスがあり、それぞれが世界に食料を供給するために同程度に大切です。」
— ルーク・ウォルシュ (Luke Walsh)、カーギル社電気技師見習い

農業および食品供給業界で提供される多彩な機会を示すために、カーギル社と他の多数の農業関連企業は農産業における若者のキャリア形成を促進する企業である Bright Crop 社と提携しました。Bright Crop 社の使命は、若者に食品/農産業界でのキャリア形成を勧め、成功に必要なさまざまなスキルを伝え、これらの業界で働く情熱的な Bright Crop 大使に若者を引き合わせることにあります。全員 35 才以下の大使は食品/農業業界のより近代的で、重要なイメージを描き出し、エキサイティングで共感できる業界として表現することができます。

Bright Crop Web サイトに掲載された多数の若い専門家の中にカーギルの英国支社の社員が 4 人います。この 4 人は、鶏を育て、世界中に綿を出荷し、油糧種子粉砕工場で働き、でんぷんおよび甘味料工場で高圧および低圧配電系統を監視するという自分の役割を率直に、そして詳細に説明しています。

しかし、Bright Crop 社の仕事はインターネットよりはるかに進んでいます。このプログラムでは、従業員がパートナーの組織から STEM (science, technology, engineering and math=科学、技術、エンジニアリングおよび数学) 大使に志願することを推奨しています。こうした大使は学生の学校時代に重大な問題への関心を育てます。

現在まで、30 人以上のカーギル社員が英国の STEM 大使になり、キャリアフェアに出席し、学校で教え、模擬面接を実施して、関心を持つ学生を育てます。さらに、ヨーロッパでカーギルの食肉事業の農産部長を務める John Reed 氏はこのプログラムの運営委員会に参加し、英国でカーギルの多数の食品/農業部門の代表を務めています。

カーギルにとって、Bright Crop 社をサポートすることは、会社の大きな可能性を明らかにする機会であり、将来の農業ビジネスの在り方を変える機会でもあるのです。さらにそれは、実用的な努力です。開始以来、3,500 人の若者が Bright Crop 大使に直接連絡し、そのうち 33%以上が今では食品/農産業界の仕事に「イエス」と答えています。

カーギルの鶏肉事業の飼育マネージャー、ニック・ハムさんは約40,000羽の鶏の健康な成長を管理しています。