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カーギルと CARE :モデルパートナーシップ

何十年もの間に多数の国に及ぶこの独自の関係は、10 万人以上の人々の生活の向上に役立ちました。

January 01, 2015

1958 年の 12 月に、ジョン・マクミラン・シニア (John MacMillan, Sr.) の末の息子でカーギルの社長のカーギル・マクミラン (Cargill MacMillan) は、次のような会社の覚書を発表しました。「当社では今年、いつものグリーティングカードの代わりに、海外の困窮家庭のための力と希望のクリスマスプレゼントととなる CARE の食糧十字軍に寄付しています。」

これが世界の貧困撲滅に向けて活動する世界有数の人道支援機関である CARE とカーギルとの長期提携の始まりでした。CARE は、第 2 次世界大戦の終わりに活動を開始し、海外の戦争の被害を受けた家族に「care」パッケージを送っています。現在、CARE は世界中で教育および経済の機会を改善し、87 か国の家族の食糧および栄養摂取の確保を強化しています。

第 2 次世界大戦後、カーギルにはスペインからハンガリー、ペルー、台湾にまで、国際的に急拡大を遂げた期間がありました。こうして成長を遂げたカーギルは、CARE の尊い仕事に貢献しました。

2008 年にカーギルと CARE は、地域社会の老若男女さまざまな人々に成長のための栄養、教育および経済的な機会を提供する 5 年間 1,000 万米ドルの提携事業を開始しました。

「カーギル社との提携事業は CARE がいかにして民間企業と協力して、持続可能な変化を推進するかを示すモデルになりました。」
— ヘレン D ゲイル (Helene D. Gayle)、CARE 社長兼 CEO

プログラムは、研修、スキル開発、農家の市場参入、子供の学校教育と栄養補給および地域社会向けの医療や安全な飲料水等の社会サービスの利用などを実現するイニシアチブにより、国によって異なります。

この提携は、学校内や校外で力の弱い子供を保護するためにも有効に働きます。5 年以上の提携で 4 万 2,000 人以上の生徒が小学校を卒業し、約 2 万 7,000 人の農業従事者の収入が増え、3 万人の子供が今ではより良い、健康的なくらしを送っています。

CARE のカーギルとの提携のほとんどは、従業員のボランティア要員が関わっています。たとえば、カーギル社員のボランティア参加率が 95%のホンジュラスでは、2 つのグループが地域のカーギルのボランティアチームと CARE が世話をしているそれぞれの学校をペアにするモデルを作成しました。CARE は教師と親のトレーニングを実施し、一方、カーギルの社員がバスルームを設置し、キッチンを作り、学校の壁面を塗装します。他のいくつかの国では、カーギルの代表者が複数のクラスの生徒を教えたり、農家の研修を指導したりしています。これまで、カーギルの CARE との提携は、8 か国で 10 万人以上の人々の生活の向上に役立ってきました。

カーギルの CARE との提携は当社の最も重要な非政府組織 (NGO) 提携の 1 つです。2013 年に、カーギルは 3 年間で 750 万米ドルの寄付金を提供して、CARE との関係を拡大しました。両社はこの提携による成功が価値の共有と相互尊重の結果であると考えています。これは、CARE の社長兼 CEO であるヘレン D ゲイル (Helene D. Gayle) の理念です。「私たちは、農業のベストプラクティス、高品質の種および高品質の動物飼料の大切さをカーギルから学びました。同様に、カーギル社は, Cargill has embraced CARE が奉仕する地域社会の人々が問題を特定し、自分たちで持続可能なソリューションを開発できるようにすることに重点を置いていることを受け入れてきました。」

カーギルの CARE への寄付は、会社のクリスマスカードの費用を寄付するだけの控えめな金額から始まって、複数年、何百万ドルもの提携につながり、何十万人もの人々が貧困から抜け出すのに役立っています。

カーギルの社員は地域社会でCAREと協力し、食品の安全や貧困など深刻な問題を解決するための支援を行っています。この取り組みは、コートジボアール、エジプト、ガーナ、インドなどの国々で行われています。