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到達度ギャップの解決 

カーギルスカラープログラムは、ミネソタ州の社会経済的に恵まれない学生に重点を置いて、彼らの目標達成を支援しています。

January 01, 2015

「到達度ギャップ」とは、学生のグループ間の学業成績の差を指し、多くの場合、試験の点数と卒業率で測られます。能力の格差と試験の点数は、人種、民族、言語および家計所得など多くの要因の結果です。これらの要因のどれもが学生が学校で成功する能力に影響します。

ミネソタ州の特にミネアポリス・セントポール都市圏では、白人の学生とマイノリティの学生の間の到達度ギャップが特に拡がっています。州の計算/読解力試験では白人学生は常に黒人、ヒスパニックおよびアメリカインディアンの学生よりも成績が上回ります。ミネソタ州のマイノリティの学生の卒業率は国内で最低です。

到達度ギャップを埋めて、このギャップを生み出す要因をよく理解するために、カーギル基金は 2001 年にカーギルスカラープログラムを開始しました。地域の教師や管理者が判断し、推薦した後、50 人の子供たちが選ばれて参加しました。成績への期待を高め、破壊的な行動を防止し、ライフスキルを向上させることにより、学生の学業成績を向上させる 9 年間の包括的な構想が作成されました。4 年次の個人指導と家族とのカウンセリングに始まり、このプログラムは学生が Destination 2010 と呼ばれる大学のインセンティブプログラムに移る 9 年次まで続きます。プログラムが終了すると、これらの学生は中等後の教育のために最高 1 万米ドルの奨学金を受け取ることができます。

プログラムの最初の数年間、カーギルは学生とその家族を教育のあらゆる面に関わらせることに重点を置きました。個人指導教員、校外学習および音楽教育が学生の学校の内外での活動を支え、家族には子供の学校での経験にどのように関わるかが指示されました。ミネアポリスの Big Brothers Big Sisters と協力して、カーギルの多くの社員がこのプログラムで 50 人のカーギル奨学生の指導者として奉仕し、学生の郊外活動に同行し、大学入試のための試験勉強を手伝いました。

カーギルのイニシアチブの効果を調べるために、Wilder Research Center が最初のグループの学生を 2001 年の初日から高校卒業までプログラム全体を通して、追跡しました。この調査で、カーギル奨学生は学業や課外活動への関心が高まり、同級生や大人とのソーシャルスキルが向上したことがわかりました。プログラムを終了した学生のうち、69%が中等後の教育に進み、地区平均の 49%をはるかに上回りました。

現在、カーギル基金はミネアポリスの都市圏の恵まれない学生の学問的成功の向上を目指した同様のイニシアチブを支えています。カーギルはバランスの取れた食事をとると学校での成績が向上することを知っているため、現在、幼稚園入園前から 6 年次までの学生の幼年期の栄養を支援する資金提供プログラムに特に重点的に取り組んでいます。カーギル基金では、現在、毎年約 800 万米ドルをカーギルの本部周辺のコミュニティに奉仕する非営利団体に寄付しています。.

学習プロセスにご両親や指導者を関わらせることで、カーギルスカラーズプログラムは、ミネソタ州のマイノリティの学生の皆様が学業の障害を乗り越えられるよう支援しています。