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慣れ親しんだ人気の味で、コスト削減を実現する新材料 

生産を効率化し、コストを削減し、人気製品の味わいを維持するため、お客様はカーギルに頼っています。 

January 01, 2015

2010年、カーギルと長年にわたって取引してきた食品会社の1社が、40種類以上の有名な家庭用食品ブランドを見直し、生産プロセスを改善する方法を探していました。このお客様にとっての成功とは、生産効率を高めて生産量を増やしつつ、コストを削減することでした。また、同時に消費者が愛してやまないブランドならではの味わいを維持することでもありました。

この企業は、アメリカの家庭で人気の料理である、鶏肉の冷凍加工食品ブランドで成功する大きなチャンスを見出しました。このブランドは人気があるがゆえの課題に直面しました。それは、味わいや食感、色など、消費者が気に入っている特色はそのままで、生産工程に変更を加えるという課題でした。外側はカリカリ、中はジューシーで柔らかいお肉で有名なこのお客様は、ブランドの特色を維持するためサポートを必要としていました。そしてすぐに、食品のイノベーションに関する専門知識を得ようと、カーギルにサポートを求めました。

最新のレシピを開発するため、カーギルの研究開発チームは4ヵ月間お客様と共同作業を行いました。カーギルは、食品安定剤を使用すれば無理なく生産量を増加でき、完成品にもマイナスの影響は生じないと判断しました。チームは試食者委員会と共に変更した調合をテストし、消費者からのフィードバックを基にレシピを改良しました。4度の試作を重ねた後、チームはお客様の要件を上回り、消費者の期待に応え、すぐに承認を得られる一品を生み出しました。

変更の末生み出された天然素材とでんぷんベースの配合は、おいしいだけでなく、冷凍や配送中、食品の構造を守ります。新しいレシピで作られた鶏肉加工食品は、2010年春に店頭で販売が開始され、生産コストを1ポンドあたり10セント削減し、最初の1年で500万米ドルを上回るコスト削減を実現しました。そして何と言っても、消費者が期待し、楽しんでいるこの食品メーカーならではの味わい、食感、風味を維持することにも成功しました。