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ブラジルで新しいパートナーシップを育む

カスタマイズされたソリューションを提供するというカーギルの独自の能力が、ブラジルで急速に成長を遂げているビール会社との特別な絆につながりました。

January 01, 2015

ブラジルで2番目に大きいビール会社であるペトロポリスとの関係は、カーギルの多くの事業とのつながりに基づいています。アルゼンチンとブラジルの複数のチームを活用して、カーギルは従来を越えた関係をお客様と築くことができました。

厳密に言えば、カーギルはペトロポリスのサプライヤーです。ただ、ペトロポリスのウォルター・ファリア社長と話す際、社長は「パートナー」という言葉を使います。このような関係は、アルゼンチンのカーギルの麦芽事業部門が、ペトロポリス専属の麦芽サプライヤーとなった5年前に始まりました。それ以来、カーギルはペトロポリスの高麦芽糖コーンシロップのサプライヤーにもなっています。麦芽とシロップを供給する傍ら、カーギルは、ホップ、水、酵母を除き、ビールに必要なものすべてを供給しています。ペトロポリスとカーギルの戦略的な供給契約は、交渉に1年を要しました。この契約は、優れた相互利益をもたらすパートナーシップの最たるものです。

「この契約の趣旨は、戦略的提携を結ぶこと、すなわち、ビジョンを一致させ、両社の戦略を成長させることでした。この契約には、競合他社がとても真似できない要素がいくつか含まれています」
— カーギルモルト事業ゼネラルマネージャー、グスタヴォ・シュトラッサー(2006年)

ファリア社長は、家族経営である自らの会社について、毎年15~20%ずつ「慎重に成長している企業」と表現しています。競争が激化している市場で、ペトロポリスはわずか6年足らずでシェアを0%から13%に伸ばしました。

「ウォルター・ファリア社長とそのチームが成し遂げたことは驚くべきことです」と、2010年に南アメリカでカーギルの澱粉および甘味料事業部門のマネージャーを務めていたミゲル・シエは話します。「ペトロポリスは、この先何年も事業成功のケーススタディとされるでしょう」

両パートナーによって、金融サービスや甘味料の原料など、新たな商機が開拓、展開されています。これは両社の相互信頼に根ざした関係で、大きな成功を収めています。関係が途絶える兆しはありません。「信頼と品質が、信用を築きます」とファリア社長は話します。「当社は自社ビールがブラジルで一番だと考えていますが、その理由の一つはカーギルの麦芽と麦芽糖を使用しているからです」