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ベトナム農村地域での学校建設

貧しい農村地域で生活する子供達を支援するため、カーギルは施設を改装し、質の高い教育へのアクセスを提供するプログラムを立ち上げました。

January 01, 2015

1990年半ば、ベトナムの障害を持つ子供達の学校「TRUNG TÂM GIÁO DỤC TRẺ KHUYẾT」は新しい設備を必要としていました。この学校はホーチミン市郊外の貧困地域にあり、カーギルが介入するまで、この地域にはサポートを実現するための資金や人手が不足していました。

カーギルは当時ベトナムにオフィスを開設したばかりで、地元の子供達を支援する機会を見出しました。1996年、カーギルの社員は資金を募り、学校に校庭を作りました。翌年、カーギルは、生徒の学習スペースで問題を抱えていたトンニャット地区の学校に、教室を増設するための十分な資金を集めました。

徐々に、カーギルの動物栄養事業のお客様の所在地近くにあるベトナムの農村地域で低所得世帯の子供が教育を受けられるようにすることが、定期的な取り組みとなりました。カーギルは地域奉仕のための社員主導のグループ「カーギル配慮委員会」を立ち上げて、地元の建築士と協力し、ベトナムでのカーギルによる学校建設の許可を申請し、建設を管理しました。

ベトナムの各紙が地域社会への好影響を取り上げ、カーギルベトナムは、ホーチミン市にあるアメリカ大使館より、企業市民活動や地域活性化に特化した賞「ベトナム最優秀企業賞」にノミネートされました。さらに、ベトナム政府はカーギルが建設した学校の設計を導入し、農村地域における小学校の政府公式モデルとしました。

現在、カーギルの学校建設プログラムは、ベトナム、そして世界中の農村地域の支援において、極めて重要な役割を担っています。1995年以降、カーギルの学校建設プログラムは380万米ドル以上の資金を集めており、2015年後半には75校目が開校する予定です。これらの施設により、ベトナムだけで毎年約15,000人の生徒を教育するスペースが確保されることになります。2020年までに100校の建設を完了することが次の目標です。

「カーギル配慮の取り組みによって建設された学校は、未来を担う農村地域の子供達の教育に投資するという当社の公約を示すものです」とカーギルベトナム支社長のチャン・トラングは話します。「私たちの大きな目標は、人里離れた田舎で生活する貧しい子供達が教育を受けられるよう支援することです。カーギルベトナムは、カーギルの社員およびカーギル配慮委員会と協力して、今後も引き続きベトナム農村地域で教育関連の取り組みを実践していく予定です。