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指導者になる従業員をトレーニングする

カーギルの育成プログラムでは、従業員の指導者としての素質を育成して、職場で成長できるようにします。

January 01, 2015

「有効なトレーニングプログラムがなければ、当社が成し遂げたような事業の拡大を実現できなかったでしょう」と 1977 年に当時の CEO の Erwin Kelm は会社の過去 10 年間の成長を振り返って述べています。Kelm はキャリアの開始時にカーギルの幹部育成トレーニングを修了した多くの従業員の 1 人でした。

カーギルは 1930 年代に幹部育成に重点を置き始めました。同社は大きな変化の瀬戸際にあり、会社を拡大に導くためにマネージャと経営幹部を増やす必要がありました。長期的に見込みのある才能を取り込むために、カーギルは最近大学を卒業した人材を雇用して、会社のあらゆる観点についてトレーニングを実施しました。目標は従業員に現在の地位にふさわしい能力を身に付けさせ、さらに将来の指導者としての役割に向けて準備させ、カーギルの成長のための堅固な基盤を築くことにありました。

最初の新卒のトレーニングプログラムは、カーギルの穀物部門の部長、Dr. Julius Hendel が主導しました。「ヘンデルの幼稚園」と呼ばれるグループにまとめられた新卒者は、穀物などの一次産品ビジネスに適用される形式的経済学およびビジネス倫理などの技術以外の科目の集中コースを受講しました。若き日の Kelm を含めて、修了生の多くが社内で経営陣の地位に就いたことから、このトレーニングの成功が実証されました。

Talent Management Inpage 1930 年代初めに、Dr. Julius Hendel は「ヘンデルの幼稚園」と呼ばれるカーギル初のトレーニングシリーズで新卒者を指導しています。

このプログラムはすべての従業員を含むように随時拡張され、1960 年代には、カーギルは現在最も影響力のあるトレーニング方法の 1 つである GENCO® を使用して、育成アプローチをアップデートしました。経営コンサルティング会社によって開発されたコースは、分析的な手法を適用して、従業員が経営上の課題を切り抜けることができるようにします。カーギルの経営幹部は、集中的な 1 週間のコースを受講した最初の受講者でした。その後、コースは会社の他の部門に拡がり、世界中のカーギルの従業員に同じ意思決定基準と結果を伝える共通の言語を教えています。

同社の現在の指導者育成プログラムであるカーギルの High Performance Leadership Academy は、高度なリーダーシップスキルを構築し、会社で成長していく経験を積んだマネージャを支援するという従来のバージョンと同じ目標を掲げています。カーギルは引き続き、会社の成功は優れた人材の雇用とそれらの人材に将来の指導者となるために必要なスキルと共通の言語を与えることにかかっているという認識に立って、個人の育成に高い優先順位を置いています。